アドラーに学ぶ『仕事の人間関係』で意識したいこと3つ
アドラーに学ぶ『仕事の人間関係』で意識したいこと3つ
先日の記事でも紹介しましたが、アドラーさんは、
仕事上で関わる人の関係=信頼でなく『信用』の関係
と説いています。
信用の関係・・なんらかの利害、外的要因が絡んだ条件つきの関係
職場は、お給料や分業が発生する以上、利害がからんだ信用の関係であるということです。
だからといって、利害関係だけのドライな接し方でいいんだ!人間関係が面倒だから、必要以上に話さないでおこう!というわけではないんです。アドラーさんは以下のようにも伝えているんです。
アドラーに学ぶ仕事の人間関係で意識したいこと3つ
1「この人と今後も一緒に働きたい」と思われる人を目指す
アドラーは、仕事の『能力』ではなく、どのような『態度』で仕事に取り組むかが大事としています。
たとえば、今後仕事をずっと続けていくうえで
「この人とずっと一緒に働きたい」
と思う人のほうが、仕事の能力よりも重要ととらえているんですね。
たとえば失敗することもあるけど、この人とだったら、今後も一緒に働きたいと思うような人って周りにいませんか。
職場に限らず、友人や知人でもかまいません。自分が感じるそんな人になれるように、ちょっと意識してみるとよいかもしれないですね。
まず、信用の関係というベースの上で、自分だったら、こんな人となら働いていきたいという人を目指してみるのです。
2、「困ったときに助けてあげたくなる」ような人を目指す
アドラーはまた、「この人が困ったとき、助けたいか?」と思うような人が仕事の関係では、能力よりも重要とも伝えています。
前に助けてくれたから、この人が困ったら助けてあげたい。そんな人を目指す・・
というわけです。もちろん利害ありの「信用」の関係上においてですけどね。自分が極端に損してまでも・・ということではないです。
ただ、アドラーは、仕事という「信用」の関係上で、良い態度で仕事に臨むことをお勧めしています。
3、先に信用する
アドラーはさらに、他者を信用することをすすめています。仕事の関係でも、
相手が自分を信じようと信じまいとまず信じる
先に信じたうえで、行動するよう伝えています。まず相手を信じて行動するということですね。
先に信じるって難しい
ただ、この先に信用するって、相手によってはけっこう難しいですよね。
過去に自分にきついことを言った上司や同僚を信じるって難しい。
こんな風に思いませんか。
また強い口調で言われるかも・・。嫌味臭い言い方をされるのでは?って信じられなくて、不信感を持ってしまいますもん。
マコはアドラーの本を読んで、なかなか現実にできないなと思いましたよ。この
先に信じる・・ということ。
好意的なひとや、過去に何かされたわけではない人であれば、先に信じることはできるけど、
最初に悪い印象を持ってしまった人に対して、信じるのは難しい
そりゃそうだよね・・と。そこで、何か実践的な方法が知りたい!!と感じ、むさぼるように、いろいろな本を読み漁りました。
そのなかで編み出した方法がけっこうよかったんです。簡単にできる実践的な方法で、職場に行く前におこなうことで、過去にとらわれなくなりました。
だから、先に相手を信じることができるようになりました。相手が次に何を言うかとかが気にならなくなり、普通に接することができるようになりました。
この実践的な方法はいくつかあるのですが、まだまとめている最中ですので。おいおい紹介していく予定です。
まずは、アドラー的な職場の人間関係で意識したいことの紹介でした。できそうなことから、ちょっとでも意識してみてくださいね。